初めてゲームをチーム開発してみて、良かったところと反省点

ゲーム制作(雑記)

こんにちは。ペンギンモドキです。

初めてチームでゲーム開発を行い、無事に完成させましたので、チーム開発の良かった点や反省点について書いていきます。これから、チーム開発を行う人の参考になればと思います。

また、今回制作した脱出ゲームの詳しい制作過程については以下の記事に書いたので併せて読んでもらえたら嬉しいです。

メンバー構成と進め方

チームメンバーは、3人ともプログラマーです。ゲームづくりは全員初心者です。

題材を決めて、まずはゲームの土台を作りました。その後で、具体的なタスクにわけて、まずは1つずつ振り分けました。手が空いた人から次のタスクに取り掛かるという形で進めていきました。コードやタスクはGitHub上で管理しました。

このように進めていき、7ヶ月ほどでゲームを完成まで持っていくことができました。

良かった点

  • 無事に完成させることができた。

これが一番だと思います。途中だれて全然進まなくなっていた時期がありましたが、無事に完成まで持っていくことができました。当然のようで一番難しいところだと思います。

  • 自分とは異なるアイデアが出てきた

私は発想の柔軟性がない方なので、脱出ゲームを作るとなっても面白いアイデアがなかなか思いつきませんでした。他のメンバーの意見を聞き、そのアイデアいいなぁとか面白いなぁと感じました。みんなでアイデアを出し合うことで、ゲームの多彩さにつながったと思います。

反省点

  • 開発期間が想定より大幅に伸びてしまった。

当初の予定では、2か月でゲームを完成させるつもりでした。しかしふたを開けてみれば、完成までかかったのは7か月。三倍以上の時間がかかってしまいました。振り返ってみると2か月という計画がそもそも現実的ではなかったなと思います。当時は3Dモデルの作成等のノウハウもなく、Unity自体もそれほど使い慣れていなかったため、学習のオーバーヘッドを考えると到底無理だったなと。メンバーもその時期は本業で忙しくゲーム制作にそれほど時間がさけなかった時期でもありました。一方で、開発に7か月は時間をかけすぎてしまったなと反省しています。他のメンバーが時間をさけなくても自分がもっと集中してやれば、4か月程度でも全然終わった作業量でした。最初のゲームにしては、細かい機能の拡張等にも時間を割いていたので、最低限の機能に絞り、開発期間を短くできるよう努力するべきでした。

  • はまりそうだなと思いつつも放置していた箇所で他のメンバーもはまった。

今回のゲーム制作では、ゲームの基本機能等は用意しました。その過程で、いくつかのバグに近い挙動をする箇所があることが分かっていました。気を付けるようあらかじめ注意喚起はしていましたが、それでもメンバーが同じバグに何回もはまりました。(なんなら私自身も何度もはまりました。)スムーズにチーム開発をするためには、この辺の落とし穴はあらかじめ埋めとく必要があったなという反省です。

  • マージがうまくできなかった。

.unityファイルのマージがうまくできませんでした。Unityでは、GUIで操作する部分設定が.unity拡張子のファイルに保存されています。この.unityファイルは、中身を見てもどこに何が書かれているかわかりません。複数人で作業をし、後で統合しようとする際に、この.unityファイルでコンフリクトが起きると、手動では解決することは難しいです。結局どちらかの変更を消さざるを得ないという状況に陥ることがありました。そして、メンバーに同じ作業を何度もやってもらう羽目になってしまいました。Unity公式のスマートマージツールを導入するといった対策を試みましたが、今一つ使い勝手が悪く根本的な解決には至っていないというのが現状です。今後の開発でどう対策するか検討中です。

  • 設計ドキュメントの説明が不十分だった

作業を分割してissueに上げたときに、どのissueが何をするものなのか一応記入していたのですが、その説明文が不十分で解釈違いから作業の手戻りが発生してしまうことがありました。一方で、本来意図していない仕様でも実装してもらったもののほうがいいなぁと感じて採用することもあったので、ある程度解釈の余地を残して、自由に作業できるようにするのも重要なのかもしれないと思いました。

まとめ

今回は、チーム開発での良かった点と反省点というテーマで書いていきました。全員開発経験がほとんどない状態での開発だったので、それなりに全員が関わりながら完成までもっていけたのは良かったなと思います。一方で、今後解決していかなければならない課題もいっぱいあると感じました。

ここまで読んでくださりありがとうございました!

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